こんにちは、株式会社サークル・ウィン 山本有紗です。
７月３０日 金曜日に第３回 事業再構築補助金の公募が開始されました。
といっても、申請受付は８月下旬からで、申請の締切は９月２１日となっています。
今回、要件、補助額共に若干の変更がありましたので、改めて整理しておきたいと思います。
■補助金額
[通常枠] 中小企業者等、中堅企業等ともに
【従業員数20人以下】100万円～4,000万円
【従業員数21～50人】100万円～6,000万円
【従業員数51人以上】100万円～8,000万円
[大規模賃金引上枠］ 中小企業者等、中堅企業等ともに
【従業員数101人以上】8,000万円超～1億円
[卒業枠] 中小企業者等：6,000万円超 ～ １億円
[グローバルV字回復枠] 中堅企業等：8,000万円超 ～ １億円
[緊急事態宣言特別枠] 中小企業者等、中堅企業等ともに
【従業員数５人以下】 100 万円 ～ 500 万円
【従業員数６~20 人】100 万円 ～ 1,000 万円
【従業員数21人以上】100万円 ～ 1,500万円
[最低賃金枠］ 中小企業者等、中堅企業等ともに
【従業員数５人以下】 100 万円 ～ 500 万円
【従業員数６~20 人】100 万円 ～ 1,000 万円
【従業員数21人以上】100万円 ～ 1,500万円
■補 助 率
[通常枠] 中小企業者等 2/3 (6,000万円を超える部分は1/2)
中堅企業等 1/2 (4,000万円を超える部分は1/3)
[大規模賃金引上枠］ 中小企業者等 2/3 (6,000万円を超える部分は1/2)
中堅企業等 1/2 (4,000万円を超える部分は1/3)
[卒業枠] 中小企業者等 2/3
[グローバルV字回復枠] 中堅企業等 1/2
[緊急事態宣言特別枠] 中小企業者等 3/4、中堅企業等 2/3
[最低賃金枠］ 中小企業者等 3/4 中堅企業等 2/3
■今回の変更点について
2021年10月の大幅な最低賃金引上げに向けて、賃上げの前提となる生産性向上を図るための支援策として、
新たに最低賃金枠及び大規模賃金引上枠を創設されています。
（１）最低賃金枠の創設
最低賃金枠を創設し、業況が厳しく、最低賃金近傍で雇用している従業員が一定割合以上の事業者について、
補助率を3/4に引上げ（通常枠は2/3）、他の枠に比べて採択率を優遇する。
（２）通常枠の補助上限額の見直し
最低賃金の引上げの負担が大きい従業員数の多い事業者に配慮するため、従業員数が51人以上の場合は、
補助上限を最大8,000万円まで引上げる（従前は最大6,000万円）。さらに、従業員数が101人以上の場合には、
補助上限を最大1億円とする
（３）その他の運用の見直し
① 売上高10％減少要件の対象期間を2020年10月以降から2020年4月以降に拡大する。
② 売上高は増加しているものの利益が圧迫され、業況が厳しい事業者を対象とするため、売上高10％減少要件は、付加価値額の減少でも要件を満たすこととする。
③ 本補助金を活用し、新たに取り組む事業の「新規性」の判定において、「過去に製造等した実績がない」を「コロナ前に製造等した実績がない」に改める。
上記３点が主な変更点になっています。
緩和された面と厳しくなった面と今回は両面がありますね。
特に上限6000万円の補助額に対して、1億円にまで上限が広がったのは、朗報ですが、
従業員数要件が出てきてしまいましたので、従業員２０名以下の会社の上限は4000万円に
引き下げられてしまいました。
しかしながら、従業員数が少ない会社で、最低賃金＋30円以内で雇用している従業員が
10％以上在籍されている場合は、優先的に採択されるため、新事業を検討している小規模事業者は
申請すると採択される可能性が高いと思われます。
※当社では「事業再構築補助金無料相談実施中です。（１回のみ）
必要な事業主様は本メールにて「無料相談希望」とご返信ください。
■その他補助金情報
① 小規模事業持続化補助金 低感染リスク型ビジネス枠
公募期間：9月8日
補助額：100万円
② 小規模事業持続化補助金
公募期間：10月1日
補助額：50～100万円
その他、働き方改革推進助成金、キャリアアップ助成金は随時受け付けていますので、
申請予定の方は無料にてご相談を承っております。
本日もお読みいただきましてありがとうございました