【岸田政権、そして3か月後の業界別見通しとは」

こんにちは、株式会社サークル・ウィン 塩崎です。

先日、岸田政権の経済対策の財政支出が40兆円を超える見通しといった報道が発表されました。

19日には大方のあらましがでてくるかと思いますが、当初は30兆円ほどと噂されてきただけに、

かなり大型の経済対策を盛り込んできました。

前月、中小企業に人気の事業再構築補助金も財務省から見直しを求められ、

第5次で終了するかと思われましたが、若干は令和4年度も続きそうです。(かなりシビアにはなりますが)

 

さて、令和3年も残り45日となりましたが、某シンクタンクが3か月の需要予測を業界別に行っていたので、

こちらをシェアしたいと思います。

 

完全失業率は、ワクチン接種後に求職者が増える可能性等で、徐々に上昇する見込みで悪化傾向である。

【自動車】

  日本自動車販売台数は、世界的な半導体不足など部品供給難の長期化で、今後も減少が続く予測。

【機械工業】機械受注、工作機械、鉱工業生産指数(電子部品・デバイス工業)

  いずれもこれまで通りの好調を維持して高い水準で横ばいに推移する見通し。

【建設・不動産業】住宅着工件数、建設受注額、オフィス空室率

  新設住宅着工戸数と民間受注高は堅調。オフィス空室率は今後も上昇(悪化)を続ける見通し。

【小売業】POSデータ(コンビニ、スーパー、ホームセンター、ドラッグストア、家電量販店)

  衣料品が落ち込んだものの、内食化傾向が続伸し、堅調に推移。昨年を上回る推移を予測。

【紙・パルプ】鉱工業生産指数(板紙、段ボール原紙、段ボールシート、情報用紙)

  段ボール原紙は引き続き好調に推移しているが、全体としては10月で一旦ピークアウトする見込み。

【金属・エネルギー】鉱工業生産指数(鉄鋼、アルミニウム、鉛、亜 鉛、銀、金)

  中国や欧米での新車販売台数が伸びていることを受け、高水準で推移。

  但し回復傾向は10月でピークアウトする見込み。

【繊維製品】鉱工業生産指数(外衣、合成繊維、紡績糸、不織布)

  直近は大きく回復が継続するが、回復傾向は11月でピークアウトする見通し。

【家具】鉱工業生産指数(木製家具、金属製家具、システムキッチン、間仕切り)

  コロナ前の水準にはまだ至らないものの、昨年と同程度で推移する見通し。

【化学品】鉱工業生産指数(苛性ソーダ、エチレン、ブタ ジエン、ポリエチレン)

  順調に回復が進んでいたが、全体として回復傾向は10月でピークアウトする見込み。

【窯業】鉱工業生産指数(板ガラス、ガラス繊維、セメント、陶磁器製タイル)

  上下しながらも回復を続けてきたが、10月でピークアウトする見込み。

 

上記の予測から見ると、小売りは年末商戦もあって堅調ですが、

それ以外はピークアウトし、減少に落ち込むことが多そうです。

令和4年にも向けて、事業の再構築、見直しを年内にもまとめておけるといいかと思います。

中小企業向けの事業再構築補助金は採択、不採択は別として、

事業の見直しにも役に立ちますので、該当する方は取り組んでもいいかと思われます。

 

【事業再構築補助金】

新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売上の回復が期待し難い中、

ウィズコロナ・ポストコロナの時代の経済社会の変化に対応するために新分野展開、

業態転換、事業・業種転換、事業再編又はこれらの取組を通じた規模の拡大等、

思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援することで、

日本経済の構造転換を促すことを目的とします。

 

補助金額 [通常枠] 中小企業者等、中堅企業等ともに

【従業員数20人以下】100万円~4,000万円

【従業員数21~50人】100万円~6,000万円

【従業員数51人以上】100万円~8,000万円

 第4回 申請締切日 令和3年11月中旬

 

【小規模事業者持続化補助金(一般型)】

小規模事業者が変化する経営環境の中で持続的に事業を発展させていくため、

経営計画を作成し、販路開拓や生産性向上に取り組む費用等を支援します。

 

<取組例>チラシ作成、ウェブサイト作成、商談会への参加、店舗改装 等

<補助率>3分の2

<補助上限額>

 ・50万円(単独申請)

 ・500万円(※共同申請(複数の事業者が連携して取り組む共同事業))

  ※「1事業者あたりの補助上限額50万円×連携する事業者数」が補助上限額となります

   (最大10者まで共同申請可能)

第6回 申請締切日 令和4年2月5日(金)

 

本日もお読みいただきましてありがとうございました。

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