今!経営者が押さえておきたい「省力化補助金」分析と成功事例 &「一般事業主行動計画」

2025年7月号

今!経営者が押さえておきたい「省力化補助金」分析と成功事例 &「一般事業主行動計画」

  1. 【経営・財務】 省力化投資補助金
    • 第3回公募が8月下旬〆切。高採択率が魅力ですが、先着消化型予算の為早めの申請を。
  2. 【人事・労務】一般事業主行動計画
    • 法的義務のない従業員100人以下の企業であっても、複数の補助金・助成金で申請要件や加点対象となるなどのメリットが。 8月以降の補助金に向けて今から準備したい。

高採択率の今がチャンス!「省力化投資補助金」攻略

人手不足対策に効果的に活用できる補助金。現在第1回の採択結果が発表されていますが採択率の高さが魅力。

年3~4回実施予定とされているため、予算消化が進む前に活用するには、現在公募中の第3回(8月下旬〆切予定)で通過させるべく、7月中からの着手が望ましいです。

 

省力化投資補助金(一般型)とは

省力化につながる設備投資への補助金:IoT、複数台導入など、オーダーメイド性があるもの
【上限額】 750万~最大1億円※従業員数等に応じて 【補助率】1/3~2/3※従業員数・金額等に応じて
【目的】人手不足を解消し、生産性向上を図り、賃上げにつなげる

攻略① 第1回採択結果の分析

→昨今のものづくり補助金等の採択率35%~と比較すると、非常に挑戦しやすい補助金である

攻略② タイミングとスケジュール

第1回は6月に採択結果発表済、第2回(5月〆切)の結果は8月中旬発表予定 ※第3回の結果は11月下旬

※中小企業は補助金額1,500万円までが補助率1/2(小規模・再生事業者は2/3)1,500万を超える部分は1/3

攻略③ 採択事例

一般事業主行動計画:中小企業のメリット

企業が「子育てや介護と仕事の両立」「女性が働きやすい環境整備」などを計画する「一般事業主行動計画」。

法的に策定義務があるのは従業員101人以上の企業ですが、100人以下の企業にとっても、

複数の補助金や助成金の申請要件・加点要件となっていたり、目標を達成し認定マークを取得することによるアピール効果など、メリットがあります。

中小企業が「一般事業主行動計画」を策定・公表するメリット

  • ものづくり補助金など主力の補助金で申請要件目になっている!
  • 一部の補助金・助成金で加点項目・申請要件になっている
  • 目標を達成し認定マークを取得することにより、求人でのアピール、企業イメージ向上

→7月に着手すれば 8月以降の補助金公募にも間に合う

制度・メリット解説

ツールで簡単に作成できる[両立診断サイト]

作成は、それほど難しく捉える必要はなく、「両立支援のひろば」サイト上に用意されているツール「両立診断サイト」を活用し、1枚程度の簡単なフォーマットで取り組むことができます。

[両立診断サイト]https://ryouritsu.mhlw.go.jp/ryouritsushihyou/pages/proposal_flow

策定後のフロー

行動計画を策定したら、「公表」までが補助金・助成金の要件となります。
策定~社内承認~掲載で約4週間と考えると、8月公募の補助金に申請するには7月に着手したいです。

目標を達成していくと認定マーク(くるみん・えるぼし)取得、求人効果やブランディングに繋げられる

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